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鯉のぼりをあげたよ!

与那原1団ビーバー隊は26日、沖縄平和祈念公園で行われた鯉のぼり掲揚式に参加しました。会場には全国から寄せられた数万匹の鯉が元気に泳いでいます。

式典では、主催者から沖縄戦で亡くなられた方々や今でも世界中で繰り広げられている諍いで亡くなった方々へ、そして先日韓国で起きたとても悲しい海難事故の犠牲者に哀悼の意を込めて黙祷をささげました。

韓国・台湾・アメリカ・日本(沖縄)の子どもたちが世界の子どもたちを代表して、平和宣言を行い、平和の象徴であるオオゴマダラ(世界1大きな蝶)を放蝶しました。平和祈念公園にはこの蝶の食草である”ほうらいかかがみ”が沢山植えられています。”蝶”はギリシャ語ではプシュケーと呼ばれ”魂”を意味します。数年後には沢山のオオゴマダラが摩文仁の野に飛び交うことでしょう。

さて、大きな鯉のぼりを揚げた後、私たちビーバースカウトは岩手県の慰霊の塔でも鯉のぼりをあげ、3万4千800人余の岩手県の太平洋戦争犠牲者に慰霊の祈りを捧げました。

昔から、「子どもの元気な笑顔」は悲しみや苦しみを乗り越える原動力として時代を明るく照らしてきました。沖縄ではユッカヌヒー(旧5月4日)に子どもにお菓子をあげるという慣習があります。1年で最大の厄日であるヨッカヌヒーにお菓子をもらった子どもの笑顔で厄払いをするという意味があるそうです。

終戦後、すぐに生まれてきた「団塊の世代」は時には国策として”生まされた”とも言われています。

しかし、私は、太平洋戦争により沢山の人々の命が奪われ悲しみのどん底にあった日本を笑顔で救った世代”子どもたち”と呼びたいのです。

岩手県は去った東日本大震災で沢山の人々が津波や地震で命を奪われました。

今でも復興の道筋すらたっていない状況にある街もあります。

今日、”鯉のぼり”をあげて大喜びをしたビーバースカウトらの元気な笑顔が岩手の人々の心を癒し、少しでも元気になってくれることを祈ります。


与那原1団 ビーバー隊長 比嘉良裕

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